Logicoolのウェブカメラ、Brio 300を購入したのでレビューする。
筐体
外観については見ての通りなので割愛する。
プライバシーシャッターは滑らかに動き、真上と真下でパチっと固定される。
固定用クリップの作りはしっかりしているが、強く挟む訳では無いのでノートPCで使用する場合は注意が要るかも知れない。
接続
Brio 300はType-Cケーブル一体型であるため、PC側にType-Cポートが必要となる。
筆者のメインPC(自作)にもType-Cポートが一つ有るのだが、組み立て時にI/Oパネルがズレていることに気付かず嵌め込んでしまったために物理的に損傷してしまい、使用不可能になっている。
仕方が無いので規格違反の変換アダプタを購入してType-Aポートに接続した。
Windowsから問題なく認識され、プライバシー設定でカメラへのアクセスを許可すればLogi Tuneからも認識され、映像の確認や設定変更、ファームウェアアップデートが行えた。
画質
筆者の部屋はどちらかというと暗めなのだが、ノイズが乗ったり不自然に暗かったりするような所もなく、バッチリと写った。
しかし、映像を一目見て「白っぽい」と言う印象を受けた。
MacBook Air(M2)のカメラやPixel 7aのインカメラの方が、より鮮やかで暖かみがあり、自然な画になると感じた。
このカメラについて画質が良いというレビューと画質が悪いというレビューが混在する原因はおそらくこれではないだろうか。
ちゃんと映りはするのだが、画が古臭い。
思えばLogicoolの1万円以下で買えるウェブカメラがAppleやGoogleの最新ハードに搭載されているカメラに勝てないのも当然かも知れない。
他のウェブカメラと比較したら別の印象になるのかも知れないが、筆者が参加して来たオンライン会議は音声メインの物が多かったため、その視点での比較は出来ない。
ちなみにLogi Tuneには明度や彩度などの基本的なスライダーの他にフィルタ機能が有るが、フィルタ機能については変な色にしたりモノクロにしたりと使い所のよく解らない物しか無く、画の雰囲気を調整するような用途で使用出来る物ではない。
スライダーの方を頑張って調整すれば画の雰囲気も変えられるのかもしれないが、標準では現代人が慣れ親しんだスマートフォン等の映像と比べると魅力で劣る画で有ると感じた。
結論
1万を切る価格、画作りはともかくバッチリ映る事、ハード自体もよく出来ている事を考慮すると納得感の有る完成度だと思う。
魅力的な映像を期待している場合、他の製品/手段を検討した方が良いと思う。
ちなみにマイクの性能については興味が無いため確認していない。元々所持しているマイクと組み合わせて使う予定だ。